一般社団法人を設立する動機のひとつに、補助金や助成金を受けたいというものがあります。
非営利の法人格を持つことで、個人では申請できない支援制度の対象になれる場合があります。
この記事では、一般社団法人が活用できる補助金・助成金の考え方と注意点を解説します。
一般社団法人が補助金を受けやすい理由
一般社団法人が補助金・助成金を受けやすいのは、非営利・公益的な性格を持つ法人だからです。
多くの助成制度は、営利企業よりも非営利団体や公益的な活動を対象にしています。
また、法人格があることで、申請窓口や審査の対象として認められやすくなります。
個人や任意団体では申請できなかった制度も、一般社団法人になることで対象になるケースがあります。
活用できる補助金・助成金の例
一般社団法人が活用できる可能性のある支援制度には、次のようなものがあります。
- 国・自治体の地域づくり・まちづくり関連の補助金
- 文化・芸術・スポーツ振興の助成金
- 福祉・子育て支援分野の補助金
- 民間財団による各種助成金
- 事業者向けの補助金(条件を満たす場合)
ただし、制度ごとに対象団体・対象事業・要件は大きく異なります。
『一般社団法人だから必ず受けられる』わけではなく、各制度の募集要項を個別に確認する必要があります。
補助金申請の注意点
補助金・助成金を申請する際は、いくつか注意点があります。
- ✅ 補助金は原則『後払い(精算払い)』が多い
- ✅ 対象経費が決められている
- ✅ 実績報告や会計報告が必要
- ✅ 採択されても全額もらえるとは限らない
- ✅ 募集期間が限られている
特に重要なのが補助金は後払いが基本という点です。
先に事業費を立て替え、後から精算される形が多いため、当面の資金繰りは自分で用意する必要があります。
また、採択後も実績報告や会計処理が求められるため、しっかりした帳簿管理が欠かせません。
非営利型だと有利になることも
補助金・助成金の中には、非営利型一般社団法人や公益法人を対象とする制度もあります。
税制優遇のある非営利型になっておくと、申請できる制度の幅が広がる場合があります。
また、きちんと会計を整え、活動実績を示せることも採択のポイントです。
補助金を狙うなら、設立時から非営利型の要件を満たし、活動記録を残しておくとよいでしょう。
よくある質問
A. 受けやすい立場ですが、必ずもらえるわけではありません。制度ごとの対象要件を満たす必要があります。
A. 多くは後払い(精算払い)です。先に事業費を立て替える資金繰りが必要になります。
A. 地域づくり、文化・スポーツ、福祉・子育て分野などの国・自治体・民間財団の制度があります。募集要項で確認しましょう。
A. 非営利型や公益法人を対象とする制度もあり、申請の幅が広がる場合があります。


